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保護猫活動の現場から

保護猫活動の現場から_d0078350_201112.jpg 名前 『みぃちゃん』 です。

 今年の夏、例のビニール袋で捨てられていて
 無事に生き残ったうちの1匹です。

 9/19より、諸事情により保護主さんの依頼を受けて
 ほんの4〜5日間だけ預かる予定でしたが
 いまだに我が家で世話をしています。

 『みぃちゃん』には 【脳障害】 があり、現在もヤム兄の病院へ通院しているからです。


ヤム兄が通院している「北川犬猫病院」に
週3回ほどやって来る非常勤の獣医師が
奇跡というほどの偶然で「脳・神経科専門医」だったのです。

【脳障害】の原因は恐らくは保護時に
ビニール袋で捨てられていた事による「酸素欠乏」が有力ですが、
何かのウィルス性によるものの可能性も否定できないため、
消去法で一つ一つ可能性を潰していくしか原因を特定する事ができません。
現在、その作業・検査をしている最中のため
もうしばらくは我が家で世話をしていく予定です。

『みぃちゃん』の一番顕著な症状は「歩行困難」です。
下半身の神経が一番大きなダメージを受けているようです。
なので後脚を引きずるように歩きます。
他にも前脚、平衡感覚などにも異常が見られます。

人間によって酷い仕打ちをされ障害を負った『みぃちゃん』ですが、
その人間が大好きです。
ものすごく甘えてきます。
しかし彼女はたった10センチほどの高さに昇るのさえ一苦労です。
平衡感覚に異常もあるため降りる事はもっと困難です。

保護後、退院直後の兄妹一緒の写真。
保護猫活動の現場から_d0078350_20263744.jpg 兄妹の2匹は
 無事に元気に育ち
 良縁にも恵まれて
 素敵な「赤い糸」を見つけました。

 障害を負ったのは
 彼女の責任ではありません。
 酷い捨て方をした
 冷血漢の人間のせいです。
 
 『みぃちゃん』にも
 素敵な「赤い糸」が見つかるよう
 祈って戴けると大変嬉しく思います。
by asian_cat | 2006-10-02 20:35 | みぃちゃん